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zoom RSS 中学女子バレー部指導録A

<<   作成日時 : 2006/01/12 18:34   >>

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彼女は、必ず帰ってくると、確信していた。
女番長。態度は悪いし、言う事は聞かない。
でも、バレーボールは一生懸命やっていた。
バレーが好きだという、彼女の気持ちは、私たちに伝わっていたのだ。
彼女が、「辞めてやるよ」と体育館を出て行ったのは土曜日の練習。
幸い、翌日、日曜日も練習があった。
そして翌日、彼女は、堂々と体育館に入ってきた。
入ってくるなり、ペコンと頭を下げ、「スミマセンでした」と。
sho 「どこが悪かったと思ってるんだ」
彼女 「みんなに迷惑をかけた…」
sho 「それじゃ、俺たちじゃなく、みんなにあやまれ。みんながオマエを許してくれなかったら、戻れないぞ」
彼女 「みんな、スミマセンでした。ゴメン!やっぱり私にはバレーしかない。また、一緒にやってくれる?」

チームは、一も二も無く、彼女の受け入れを決めた。

問題は、そこからだ。
彼女の扱いをどうするのか…。
このまま、すんなりは戻せない。
私たちは、彼女を総体のレギュラーから外すことを決め、彼女に告げた。
彼女は、その決定にふて腐れることも無く、玉拾いでも何でもやると応えた。(ヨシ!)
そして、本当に玉拾いを一生懸命やった。

私たちの指導方針は、コートに入ったら学年は関係ない、というものだ。
1年でも、2年でも、力のあるやつがレギュラーになる。
しかし、総体は、3年生にとって最後の試合だ。
3年間続けてきた子ども達が、バレーを続けてきて良かったと思える、最後のチャンスなのだ。
ここが、指導者としても、最大の勝負どころだ。

力のあるやつがレギュラーになる…、これは実は建前。
勝つことも大事だが、中学生ならば、もっと学ぶべきことがある。
だから、子ども達には悟られないよう、総体は、3年生の晴れ舞台にしてやろうと考えていた。
そのためにも、子ども達自身が、自分の力で勝ち取ったポジションでなければならない。
そこが、指導者として問われるところであり、誤解を恐れずにいえば、「演出」なのだ。
課題を与え、クリアできれば褒め、評価してあげる。

やれば出来ると、自信を付けた子ども達は、思わぬ力を発揮する。
それが、総体だ。

レギュラーを外した彼女にも、実は舞台を用意していた。
1セットを落とした2セット目。
shp 「○川、よく頑張ってきたな。オマエの出番だ。思いっきり打って来い」

本当に真剣な目をして、彼女はコートに入っていった。
やる気満々だった。
しかし……、気合が空回りしているのが、一目瞭然だった。
当然だろう。彼女はまだ中学生なのだ。
大人だって、こんなケースで実力を発揮するのは難しい。
彼女は、思い通りのプレーを何一つ出来ず、3年間のバレー生活を終えた。

試合を終えて、彼女とチームの全員が、一つになった。
みんな泣いている!

試合は負けたが、これで良い。
バレーから何かを学び、バレーをやって良かった…と思ってくれれば!














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