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zoom RSS 中学女子バレー部指導録H

<<   作成日時 : 2006/03/02 13:46   >>

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いよいよ総体。
3年生にとって、最後の大会。
3年間の部活動の集大成だ。
それだけに、意気込みも違う。
直前の「親善大会」で好成績を残すことができた彼女たちは、この最後の大会で、初めて「優勝」ということを意識し始めた。
「やれば、できるかもしれない!」と、誰もが考えるようになっていた。

それとは裏腹に、私たち指導陣は、杞憂を募らせていた。
1回戦突破は確信もあったのだが、2回戦で当たることが予想されるB中は、優勝候補だ。
「親善大会」では、決勝で負けている。
しかも、相手はその時、エースとセッターを外していたのだ。

もう一つの杞憂は、彼女たちの「気持ちの動き」だった。
「やれば、できるかもしれない」…という気持ち。
それはそれで、大切なことだ。
がしかし、そんな気持ちが、とかく空回りすることは、大人ならば誰でも知っている。

ともかく、現時点でのベストと思える布陣を組むことにした。
ただし、指導陣の目標は、「優勝」という結果ではない。
彼女たち、一人一人の中学生活に、忘れられない「感動」と「思い出」を残してあげたかった。
「結果」が先にある訳ではないのだ。
そのためにも、「全員バレー」を決めていた。

セッターは、suzu。
セッター対角・ライトは、オールラウンドプレーヤーのayumi。
センターは、Aクイックが持ち味のポイントゲッター、maki。
もうひとりは、軟攻を得意とするmasu。
サイドアタッカーは、最もパワーのあるminami。
そして、もうひとり…、「親善大会」で大活躍したeri。

キャプテンのasakoは、ベンチスタートだ。
調子を崩しっぱなしで、とうとう総体に間に合わなかった。

一回戦。
実力差もあり、順当に勝ち抜く。
リベロのkon、ワンポイントブロッカーのseki、そして、バック3ローテでkaoriが舞台に上がった。
だが、何かが違う。
「親善大会」では、あれほど良かったサーブがない。
そして、eri。
打っても打っても決まらない!
メンバーチェンジだ。
momoko。
持ち前の明るさで、チームを引っ張っていく。

結果だけを見れば、危なげなくセットを取っていったのだが、
状況は、決して良くなかった。
やはり、『空回り』しているのだ…。

二回戦。
相手は、優勝候補のB中だ。
エースとセッターを加えたベストメンバーのB中は、益々大人っぽく見える。
まるで、高校生と試合をするようだった。

まさに総力戦だった。
キャプテンのasakoも投入した。
すべてを出し尽くしたが、その実力差は如何ともし難かった。
彼女たちの中学バレー部活動は、ここで終わった。
ストレート負けだ。
それでも、悔いはなかったと思う。

みんな泣いていた。
肩を抱き合って泣いていた。
悔しさもあったかもしれない。
でも、きっと、3年間の思い出が、ぐるぐると回り、達成感に包まれた充実した思いだったに違いない。

私には、一つだけ悔いが残った。
kuro。
控えセッターのkuroを出してやることができなかった。
どこかに、「勝利」を割り切れない気持ちがあったのかも知れない。
全員バレーといいつつも、セッターを変える勇気が、私にはなかったということだ…。
自分だけ出番のなっかた彼女の気持ちを考えると、申し訳ない気持ちで一杯になる。
今でも、澱のように、気持ちの奥に残っている…。

その後、多くの子が、高校でバレー部に入った!
これは初めての事だった。
今まで我がT中出身で、高校でもバレーを続ける子は、いなかった。
彼女たちの代が、初めてだった。
その意味で、彼女たちは、エポックメークな存在だったのだ。
以後、後輩たちの多くが、高校でバレーを続けていくようになっていった。

卒業式。
人垣の間を退場していく卒業生の中に、kuroを見つけた。
sho 「kuro!高校行っても、頑張るんだぞ!」
kuro 「ハイ!ありがとうございます!」
明るい声が、返ってきた。

さて、我が娘もいる2年生。
次は、この子達だ!





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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
>一人一人の中学生活に、忘れられない「感動」と「思い出」を残してあげたかった
=よーくわかります。私も娘がバレー部に入ったとき、そういう試合を1試合でもいいから、経験して欲しいと思いました。結果はどうであれ、逃げずに挑むことができた試合は、その後の成長や挫折を支える大きな力になると思うからです。
sai
2006/03/02 16:45
saiさん、いつもありがとうございます!
どんちゃんも、きっと、そういう経験ができたからこそ、高校でバレーを続けているのだと想います。そして、高校でバレーを続けていれば、さらに人生の糧になる経験ができることでしょう。私たち親も、負けずに『感動』したいですね!
sho
2006/03/02 21:50

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