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zoom RSS 世界バレー観戦記

<<   作成日時 : 2006/11/04 09:32   >>

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昨日、「世界バレー」の観戦に行って来ました。
「日本対ケニヤ」戦です。

自由席だった事もありますが、1試合目からすべて見てきました。
予選Aグループのすべてのチームを見てきたのです。

お目当ては、「日本対ケニヤ」でしたが、一番面白かったのは、「チャイニーズタイペイ対韓国」戦。
フルセットの大激戦の末、ご存知の通り、チャイニーズタイペイの勝利でした。

ここで、サプライズがありました!
何故、日本がチャイニーズタイペイに負けたのか…。
テレビではなく、直接見て、分ったことがあります。
もう一度対戦したとしても、勝てないかも知れないと思います。

その理由は、チャイニーズタイペイのバレースタイルにあります。

試合前の公式練習。
1試合目のチャイニーズタイペイと韓国は、別々の3分でした。
2試合目以降は、合同の6分。
ルール上、話し合いで単独か合同かを決めるのか、トスで勝った方が選択できるのか、あるいは、1試合目は単独で、以降合同なのか…分りませんが(知っている方、教えてくださぁ〜い)、兎に角、チャイニーズタイペイと韓国は、別々3分でした。

この3分の公式練習から、お互いのバレースタイルの違いが際立っていたのです。

まずは、サーブを取ったチャイニーズタイペイから…。
みんな、どろぉ〜んとしたアタック!
エンドライン一杯。
ミートしてないのか?と感じるアタック。
キッチリ、オープンからのアタック。

対する韓国。
平行から入り、B、A、ブロード…。
速攻、速攻、速攻。
ミートも良く、皆、コートの真ん中に気持ちよくビシバシ落とす。

実は、このアタックにこそ、秘密があったんです。

ズバリ、チャイニーズタイペイの『戦略パターン』は、両サイドのオープン攻撃。
実にシンプルで、明快なオープン攻撃。
それを支えるレシーブ力、サーブ力、ブロック力。
「あぁ、やっぱりバレーって、これで良いんだ!」…というバレー。
といえば、バレー経験者なら、誰でも理解できると思います。

それ程、シンプル。

しかし、それならば、昨日日本と対戦したケニヤや、あるいはコスタリカも同じです。

やはり、チャイニーズタイペイは非凡なのです。

プレーの精度(レベル)が違います。

チャイニーズタイペイのオープン攻撃は、コートの奥行きと幅を目一杯利用して得点を図るのです。
あの、公式練習でのアタックの意味が分りました。

レフトオープン、驚くほど、真っ直ぐ入ってきます。

基本は、ストレートなのです!

そして、トスは、マーカー一杯ではなく、やや浅め、だけれども高く上げます。
当然、ブロックは2枚、正面に入ります。

そこで、バックスウィングを大きく取り、ゆったりとしたフォームから、ややかぶり気味に、巻き込むように打ってきます。

決して、叩きつけて落とさない。
その結果、ワンタッチでボールを外に出す(かなり離れた観客席からでも、はっきりワンタッチが分るほど。しかし、ボールは上には上がらないので、カバーできない)。

もう一つは、カラダを切り返してストレート側のコーナー一杯に打つ。
これは、かなりドライブがかかったようなアタックになります。

クロスへのアタックは、カラダを捻って打ちます。
基本はストレートですが、ブロックが甘ければ、クロスもあります。

いずれも、日本のサイドアタッカーには無い技術です。
日本では(いや、他国も)、ボールをカラダの前で捉え、強くミートする。
回り込んで、クロスとブロックアウト(外にはじく)を中心に打ち込む。
トスは、早め、マーカー一杯。

実に対照的です。

この『戦略』の強さは、サーブレシーブが崩れた時に発揮されます。

2段トスが、オープンに上がりさえすれば、チャイニーズタイペイは得点できるのです。
あるいは、アタックをギリギリレシーブし、2段を上げた場合であっても、得点できます。
それは、あらかじめ想定しているケースだからです。

どうしても竹下選手に返さなければバレーにならない日本とは、対照的です。

ライトオープン。
ここは、クロスを中心にキッチリ打ってきます。
ブロードや平行ではないのですが、チャイニーズタイペイは、ネットの幅を有効に使ってくるのです。
オープンであるにも関わらず、ブロックは1枚の場合も、多くありました。

昨日は、韓国のレシーブも、そのライトからの攻撃には、レシーブ陣が頑張っていましたが、ここからの切り替えしは、韓国もオープンにならざるを得ず、こういうパターンは、チャイニーズタイペイに有利といえます。

チャイニーズタイペイについては、書きたい事も沢山あるのですが、ここから日本の課題、見えてきたことに話しを移します。

ズバリ、サーブとサイドアタッカー!

竹下選手にボールが入れば、確かに、日本のバレーは素晴らしい。

チャイニーズタイペイ戦、解説者は「日本が研究され、読まれている」といっていましたが、竹下選手のトスには、読まれるようなパターンなど存在しないと思います。

もっと感覚的、直感的なトスワークです。
ある意味、感情的ですらあります。

昨日の小山選手への、2本続けてのバックアタックは、その典型です。

どこに来るかなど、読めないと思います。

問題は、竹下選手につなげない場合。
アタックレシーブから、ギリギリ2段トスで切り返す場合なのです。
オープンがなんとかするしかないのです。
でも、勝つためには、ここで得点しなければなりません。

この問題点に、柳本監督は気付いているからこそ、「−2」といい、ミスを減らそうと提唱したのだと思います。

しかし、上位のチームとの対戦では、相手のサーブも良く、必ずしもすべて正確にレシーブできるとは限りません。

シッカリ2枚のブロックに付かれても、それでも得点できるオープンでなければ、意味が無いのです。

もう1点、サーブ。
日本のサーブは弱すぎます!

サーブで期待できるのは、竹下選手だけ。
その都度、狙いを変え、攻めているのです。

高橋選手と小山選手のジャンピングサーブも、エンドライン一杯に打てれば良いのですが、多くの場合、相手センターライン、リベロの正面に入り、キッチリ、セッターに返されています。

男子のように、たとえ正面でも、打ち砕いていけるほどのスピードとパワーは感じられませんでした。

特に弱いのは、木村選手。
全く、チャンスボールです。

サイドアタッカーの育成と、サーブの強化。
この2点に成功しない限り、メダルは遠いと思います。

残された韓国戦。
同質のバレーです。
だとすれば、日本の方が精度が高いと思います。
韓国はミスも多いのですが、さすがにレシーブは良く粘ります。
拾い負けしなければ、勝てるはずです。

予選最終、ポーランド戦。
高いブロックをどうかわすのか…。
昨日、ポーランドから1セットを取ったコスタリカが教えてくれました。

『ブロックの間』です。
ポーランドのブロックは、本当に高いのですが、大柄な選手だけに、意外に間が開いているのです。
ここに、思い切って打ち込む。
決してコースに逃げてはダメです。
逆に捕まります!

それと、センターからの速攻。
ここをマークして止める。
トスはラフなので、1発止めればリズムを崩す可能性が高いと思います。

予選残り2戦。
4勝1敗で、決勝トーナメントに進んでもらいたいと思います。

頑張れっ日本!!



















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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
shoさん、こんにちは。
観戦の様子を拝見した後、日本対韓国戦をテレビで見て、shoさんの意見にうなずけるところが多々ありました。
確かに日本は下に叩きつけるスパイクで勝負をかけてブロックされる場面が多かったですね。
タイペイ戦で負けたとき日本チームは「一つになれなかった」と敗因のコメントをしていましたが、それだけではなくタイペイはボールに執着心があり日本はなめてかかったのだと思っていました。しかし悲しいかな、実力の差なんですね。(サーブカットだけでなく、チャンスボールでさえ竹下に返らなかった)
私も国際試合の観戦に何度か行っていますが、shoさんのように別の角度から観戦することはなかったので、勉強になりました。ホワイトリンクでは日本男子チームの試合はないのですが外国チームの戦術を見ながら好きな選手の応援をしてこようと思います♪
ノリッチ
2006/11/07 12:31
ノリッチさん、コメントありがとうございます!チャイニーズタイペイのサプライズは、まだまだあるんですよ。それは…サーブ。現在の6人制では、サーブカットは、3人でやるのが主流です。ストレート方向に2人。クロス方向は、1人で取ります。そのシフトで、バックアタックの入るコースを空けるという事もあるようです。そのため、サーバーは、コースを読ませないように(だと思うんですが…)、コート真中から打つ選手が多いのですが、タイペイは、ギリギリコートの端からフローターを打ちます!逆ですよね。ギリギリのストレートと、クロスの距離を活かした落とすサーブを打つのです!
この『サーブの戦略』にも、脱帽でした。。。

男子の試合、長野で楽しんできてください!!
また、その様子なども、ブログで教えてくださいね。。。
sho
2006/11/07 13:21

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