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zoom RSS 反復練習の意義/三砂小練習日記

<<   作成日時 : 2008/08/21 14:33   >>

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昨日の三砂小練習、お盆明け、久しぶりの練習だった。

試合まで、あと2ヶ月もない今だが、基本力が不足していると、自ら考えている選手に、今一度、練習の意義を考えてもらいたいと思う。

チーム力は、一番強いところで量るのではなく、一番弱いとこで量らなければならないからだ。

ギリギリの勝負では、えてして弱い部分(弱点)から破綻する事が多い。
力を尽くして(それは、強みを十分に活かしたという事)、それでも及ばなければ仕方がないが、チームでも個人でも、自らの弱点が敗因だとしたら、なお更悔しい思いをしなければならないだろう。

精神論ではなく、スポーツ科学的に、再考察してみようと思う。

一体、「うまい」「へた」の格差は、どうして起こるのだろうか。

特に、ボールや道具を使うスポーツでは、選手の身体能力だけでなく、「スキル」がパフォーマンスを左右する。

バレーボールの「スキル」とは、5つの要素の総体だ。

1.状況把握能力
2.強弱の調整能力
3.タイミング調整能力
4.ポジショニング判断能力
5.素早さ


また、よく「センスが良い」とか、「センスがない」というが、本当にそのような事があるのだろうか。

これは、運動の経路を科学的に考えてみれば判ることだ。

脳から発せられた指令が、神経系を経て、筋を動かすメカニズムは、誰でも一緒なのだ。
その点では、センスが良いとか悪いといった、あいまいな表現は正しくないと思う。

しかし、ここで一つ注目しなければならない事がある。

神経系と筋系の情報伝達経路には、≪適応≫があるということだ。
練習するという≪学習≫を通じて、失敗や間違いが徐々に減少し、より調和のとれた動きを習得する事ができるようになる。
これは、反復動作を継続的に積み重ねることで得られるものだ。

その意味では、年齢も関係ない。
歳だからできないということは、ないのだ。

ところが、ここで間違った情報をインプットし続けたら…どうだろうか…。

正しくないフォーム。
間違ったタイミング。
思い込み。

神経系と筋系の情報伝達経路は、やがて、無意識のうちに表出できるようになる。
これこそ、頭で考えなくてもカラダが反応する、理想のカタチなのだが、そもそもインプットした情報が間違っているとすると…。

一般的に、新しい動きを習得するには、300〜500回の反復練習が必要とされるのだが、すでに身に付いてしまった悪い癖を修正するには、その10倍の反復を要するのだ。

ママさんバレーでは、基本の基から徹底的に練習する時間はない。
また、バレー技術の向上以上に、バレーを楽しませてやりたいという思いもある。

それだけに「意識」が重要なのだ。
何を、どこを「修正」するのかという明確な「意識」を持ち続け、その上で、反復練習しなければならないのだ。

悪い癖が染み付いてしまった選手が、無意識でプレーすれば、何回プレーしても修正はできないだろう。
無意識化してしまった悪い癖を、何回呼び出しても、意味はない。
神経系からの指令を、筋系は実に素直に受け止めてしまうのだ。

いわれたことを、次の練習では忘れてしまう選手や、今、この練習で実現できない選手も、ある意味、「人の話を聞いていない」と取られがちなのだが、実際には、このような「意識」の持ち方と、運動のメカニズムを理解していないという側面もあるような気がする。

中学の時のバレー経験や、ジュニアでのバレー経験も、自転車に乗る事を一生忘れないように、神経系と筋系の伝達経路として、有効に活かせるはずだ。

実際、活かしている選手が多い。
それは、子ども時代に、実に素直に吸収し、反復練習し、無意識化したからに他ならない。

もう一度、バレーボールの「スキル」5要素を思い出して欲しい。

その内、どこをどう修正するのか、強く「意識」して、素直に反復練習してもらいたいと思う。



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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
いつもいつも勉強になります。
うちのチームも(って、結局はどこでもそうなのかもしれない)悪い癖の修正や、意識の持ち方のチーム内での温度差がすごく見えていて、難しい状態です。
しかも練習してほしい選手に限って、太ももに違和感があるからあんまりジャンプしたくないとか、踵が痛いから満足に動けないとか…プレ故障状態の子が何人もいたりして…。日曜日は試合なんですが、今回はレシーブの要が抜けているし、そういう状態の子が何人もいるのでちょっと心配です、と言いつつ私はそれをカバーする気持ちでガンガン打ってきたいと思います!(こんな時間まで起きていたのは、友達とバレー檀儀を交わしていたせいであります(笑))
marpy
2008/08/22 02:10
marpyさん、お元気そうですね!

最近、ケガや故障に対して、もっと掘り下げてみようと思っています。

例えば「太ももの違和感」だった場合、一過性の乳酸蓄積により筋疲労なのか、それとも、肉離れに発展する可能性のある故障なのか…。

故障の状態といものを、キチンと見極めていくことも大切ですよね。

その上で、練習内容や休養について考える必要があります。

メンタルタフネスと故障は、密接に関連していますからね。

チームは、やはり一体でなければなりません。

「温度差」をどうやって埋めていくのか…。

これが課題です。
sho
2008/08/22 11:32
こんばんわ、おっしゃる通り どこかの違和感というのは難しいですよね。でもやはり、こうして継続してある程度スポーツをしていると肉離れや筋断裂の前兆であることが多いような気がします。知り合いでも数人手術が必要な怪我をする前には違和感が続いていたというケースが多いようですしね。またその辺のコメント楽しみにしています。
でもちょっと別の視点から考えると、無理な体勢が癖になってプレーをしている人は、やはり怪我しやすくなるような気がします。そういう意味でも正しい形でのプレーというのは大切だって思います。
marpy
2008/08/22 23:09
marpyさん、おはようございます。

ケガは、「ストップ」するような動作の時に発生する確立が高いんですよ。
例えば、アタックの着地などは、最もケガのリスクが高い動作です。
片足で着地するのが癖になっている人は、膝や大腿筋を痛めやすいと思います。

やはり、正しいフォームは必要ですし、アタッカーはケガ防止のためにも、下半身の筋強化トレーニングが必要だと思います。

バレーシューズも、最近は衝撃を吸収するタイプのものもあると思いますので、特に、アタッカーはシューズ選びにも配慮した方が良いですね。

また、私は、肩甲骨の動きをサポートする、アシックスのインナーを着用していますが、インナーもまた、機能を向上させています。

この辺りも、予防的な意味合いからも、是非、押さえておきたいポイントですね。
sho
2008/08/23 09:56
はじめまして
2年ほど前からママさんのママさん位の年代のチームで
バレーを始めた全てに始めての者です。

shoさんのブログとてもありがたいお話ばかりです。
こんな素晴らしく丁寧にママさんバレーをブログで語ってくださってるなんて!ゆっくり読ませて頂きます。
一言感謝を!
chibi
2009/06/11 12:20
chibiさん、初めまして!
コメントありがとうございます。
ブログを読んでいただき、また、お褒めいただきありがとうございました。
この記事を書いた当時は、丁度、パーソナル・トレーナーの資格を取ろうと、勉強を始めた頃でした…。
あらためて、懐かしく読み返しました。
お陰さまで、現在は、NESTAというアメリカの団体の認定パーソナル・フィットネス・トレーナーの資格を得ました。
バレーの経験的な知識だけでなく、運動生理学に基づいた指導と、ブログの記述を、今後共に心がけていこうと思います。
今後とも、宜しくお願い致します。
sho
2009/06/11 15:57

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